『猫は、うれしかったことしか覚えていない』石黒 由紀子　ミロコ マチコ（幻冬舎）のご紹介

『猫は、うれしかったことしか覚えていない』という本は、猫のコウハイが梅干しの種を飲み込んで開腹手術を受けるという出来事を描いています。コウハイは苦しい思いをしたにも関わらず、獣医師によると「また、誤飲しますよ」と言われるほど、種を転がして遊んでいたことを覚えています。猫は楽しい記憶だけを残し、苦しいことは忘れてしまうと言われています。この本では、猫たちがうれしいことだけを積み重ねて生きていく姿が描かれています。猫たちのかわいらしさや笑えるエピソードがたくさん詰まっており、心に響く物語です。